ピアノ曲の知識

片手のためのピアノ曲


片手のためのピアノ曲とは、右手もしくは左手だけで演奏する曲である。片手の強化や、片手が使えない人のために書かれたもので、音域、演奏効果などの問題から左手用のものが圧倒的に多い。片手のピアノ曲は、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハなどが練習曲として書き始めた。19世紀に入ると、練習曲と共にピアニスティックな演奏会用作品が見られるようになる。20世紀に入ると、第一次世界大戦で右腕を失ったパウル・ウィトゲンシュタイン|パウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱により多くの独奏曲及びピアノ協奏曲が作られた。最近では、舘野泉が間宮芳生などに作品を委嘱し、初演している。

代表的な片手用のピアノ曲


  • ヨハネス・ブラームス|ブラームス:左手のためのシャコンヌ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ|無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ニ短調BWV1004より) - 右手を痛めたクララ・シューマンのために編曲、献呈。
  • アレクサンドル・スクリャービン|スクリャービン:左手のための前奏曲と夜想曲 作品9 - 作曲者が左手を痛めたときに作曲。
  • パウル・ウィトゲンシュタイン|ヴィトゲンシュタイン:彼自身も練習曲及び編曲(バッハからリヒャルト・ワーグナー|ワーグナーまで)を残している。
  • モーリス・ラヴェル|ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 (ラヴェル)|左手のためのピアノ協奏曲
  • レオポルド・ゴドフスキー|ゴドフスキー:左手のための多数の単独作品、及び「ショパンによる53の練習曲」の数曲。他多数。

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