ロマン派音楽の知識
概説
ロマン派音楽は、文学・美術・哲学のロマン主義運動と関連しているが、音楽以外の芸術分野でロマン主義が1780年代から1840年代まで続いたのに対し、音楽学で慣習的に使われている「ロマン主義の時代」は、それとは異なり、古典派音楽の時代と近代音楽|近代・現代音楽の間に挟み込まれている。ロマン派音楽は、だいたい1800年代初頭から1900年代まで続いた。ロマン主義運動の考え方は、真実は必ずしも公理にさかのぼりうるとは限らず、感情や感覚・直観を通じてしか到達し得ない世界には、逃れようもない現実があるというものだった。ロマン派音楽は感情表現を押し広げ、より深層に隠れたこれらの真実を抉り出すための闘いだった。いっぽうロマン派音楽は、古典派音楽から受け継がれた楽式の構造を、たとえ拡大したにせよ、維持し続けたのである。「ロマンティックな音楽」という日常語は、やわらかく夢見がちな雰囲気を連想させるような音楽という意味で使われる。この用法は、当時確立した「ロマンティック」という言葉の含意に由来する。だが、「ロマン派の」楽曲がすべてこのような形容に当てはまるとは限らないし、「ロマンティックな」楽曲が、必ずしもロマン主義の時代と結び付いているわけでもない。
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Notes on Franz Schubert by pianist Bart Berman ロマン派音楽は、文学・美術・哲学のロマン主義運動と関連しているが、音楽以外の芸術分野でロマン主義が1780年代から1840年代まで続いたのに対し、音楽学で慣習的に使われている「ロマン主義の時代」は、それとは異なり、古典派音楽の時代と近代音楽|近代・現代音楽の間に挟み...
